10月21日 (火)・22日(水)に、声優コースの生徒たちと東京研修旅行に行ってきました。
山口本校・岡山校・広島校・清水校・多治見校と、われわれ北九州校の6校合同で、62名の生徒が参加しました。
今年度の研修1日目は、ＣＭナレーション・番組ナレーション・ＶＰ・外画吹替・アニメーションなど、幅広い分野で活躍されている株式会社アクセント様による特別セミナーを受講しました。
セミナーでは、「声優」という仕事がアニメや吹替だけにとどまらず、ナレーションやイベント出演など、多岐にわたる声の仕事で成り立っていることを、具体的な実例とともに教えていただきました。私たちが想像している以上に、声の表現が活躍する場が豊富であることを実感できる内容でした。
また、毎年この研修旅行で行われるオーディションをきっかけに、実際にアクセントさんが運営する養成所へ入所した精華学園の先輩が、今年プロデビューを果たしたとの報告もありました。今回はその先輩本人もセミナーに参加し、デビューに至るまでのプロセスや大切にしてきたマインドを、リアルな体験談として語ってくれました。身近な先輩の“実体験の声”は、生徒にとって大きな刺激となりました。
2日目は、声優プロダクション養成所でのオーディションに臨みました。引率職員が見守る中、3年生は本オーディション、2年生は模擬オーディションに挑戦し、1年生はその様子を間近で見学させていただきました。審査内容は「自己PR」と「原稿読み」という、実践的な力が試されるものです。
緊張感のある雰囲気の中でも、生徒たちはこれまで培ってきた力を存分に発揮しようと真剣に臨んでいました。審査員からのアドバイスには、昨年以上に前向きに耳を傾け、次のステップへ繋げようとする意欲が強く感じられました。そうした姿勢からも、今回の研修が生徒一人ひとりの成長を後押しする、より実りある機会となったことを実感しました。
全ての研修を終えた後は、あいにく雨で肌寒さもありましたが、原宿での東京観光を楽しむことができ、緊張から解き放たれた生徒たちの笑顔が印象的でした。
研修で得た学びや気づきを、これからのスキルアップにしっかりと活かしていってほしいと思います。今後もコース授業を通して、生徒の皆さんの成長を職員一同、全力でサポートしてまいります。
